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新潟県上越の特産品を東京?神田で販売する高専連携企画「おかえりby雪國商店」6日間の限定営業終了! ~国際ビジネスキャリア科の池田政隆ゼミと関根学園高等学校による越境キャリア教育プロジェクト~

2023.10.26
本学の国際ビジネスキャリア科教員 池田 政隆のゼミに所属する学生14名と関根学園高等学校(新潟県上越市)の生徒10名が企画?運営をおこなった新潟県上越の特産品を販売するショップ「おかえりby雪國商店」が、10月2日(月)~10月7日(土)の期間限定で本学の多言語学習施設「MOVE多言語センター」にオープンしました。
6日間の営業では、上越の地酒や妙高山麓の希少な在来品種「こそば」を使用した「妙高こそば」のほか、ここ数年話題になっている新潟を代表する和菓子「笹団子パン」など、計22品目が販売されました。
10月6日(金)から関根学園高校の生徒も加わり、学生?生徒らの軽快な呼び込みにより、この日だけで17万円以上を売り上げました。店を運営した6日間での売り上げはおよそ48万円と、全ての商品が目標売上を達成しました。
本活動の最終日10月9日(月)には学生?生徒たちによる成果報告会が実施されました。
▲現地にて生産者の話を聞く学生?生徒たち(小竹製菓)

国際ビジネスキャリア科では、国際的な企業人を育成するため、ビジネス英語はもちろん、企業研究やマーケティング、国内?海外の企業でのインターンシップなど、より実践的な知識やスキル、経験が身につくカリキュラムになっています。その中で池田 政隆ゼミでは、学生が主体となって企画?運営をおこない、ビジネスについて実践的に学びます。

2018年に本学教員が関根学園高等学校にて特別講義を実施したことから本学と同校の連携がスタートし、それ以来取り組んでいる越境キャリア教育プログラムは今年度で6年目を迎えました。毎年生徒?学生のキャリアデザイン力とキャリアに対する意識変容と行動促進を狙いとしています。今年度は、これまで学んできた上越地域の特性や観光資源を広報する場として「おかえりby雪國商店」を運営する運びとなりました。学内での試食会や、上越地域の特産物を生産する地元生産者を訪ね、商品の選定や商品に込められた作り手の想いをインタビューするなど、市場調査やフィールドワークを実践し、マーケティングの観点で販売戦略を立案。本学学生と高校生が、年代や地域を超えて交流しながら探究学習に取り組んできました。

「おかえりby雪國商店」概要概要

販売期間:2023年10月2日(月)~10月7日(土) 平日17:15~19:30/土曜日10:00~13:30

販売場所:神田外語学院 MOVE多言語センター(東京都千代田区内神田2丁目13?9)

メンバー:神田外語学院 国際ビジネスキャリア科1?2年生 14名、関根学園高等学校1?2年生 10名:計24名

企画目的:

お店や商品のPR、上越の魅力紹介を神田外語学院の学生と高校生双方が主体的かつ持続的におこなっていくことで、地域や生産者、顧客などを含む多角的視点や思考力を磨き、他者との協働を通してコミュニケーション力の向上を狙います。また、関根学園高等学校の生徒は、上越の商品の魅力をPRすることを通して、上越の歴史や文化、伝統、生産者(人)の想いを学び、上越を愛し、上越に誇りをもつ(じぶんに誇りをもつ)契機とします。神田外語学院の学生は本活動を通して、改めて自らが学ぶ神田の地を心の拠り所(心の故郷)と認知し、神田西口商店街との共生と愛校心の醸成の契機とします。

学生の声(代表者のみ)
本企画を進めてきた学生の想いや今後の展望についてご紹介します。

石井玖レ杏さん 国際ビジネスキャリア科2年

これまで関根学園高校とは、県をまたぎ、東京と上越それぞれの魅力を互いに情報共有する形で交流してきました。今年で6年目を迎える越境キャリアゼミですが、歴代の国際ビジネスキャリア科の先輩たちが頑張ってきてくれたおかげで、私たちの代では上越ケーブルビジョン株式会社様のご協力のもと「雪國商店」のオーブンが実現しました。

商品を販売するにあたり、今年の8月に新潟県上越市高田に訪問し、まずは地域について3日間学びました。また、生産者の方々にインタビューをさせていただいたのですが、初めてお会いしたはずなのに、どこかでお会いしたように感じるほど心温かい人たちばかりでした。そんな生産者の方々の商品に対する想いや「ぜひいろんな方に知ってもらいたい」という私たちの想いをもって販売することができたと思います。

ただ、ショップをオープンする際、忙しいサラリーマンの方が多いですし、「本当に買ってもらえるのか」「私たちが選定した商品が口に合うのか」という不安があったのですが、いろんな方が来てくださって優しいお言葉をかけてくださったり、会社の仲間に声をかけて一緒に来てくださったり、東京にも人の温かさがあるのだなと気づくことができました。

今回の取り組みを通じ、人と人との繋がりがとても大事だと感じました。何か共通点が一つでもあれば話せますし、距離がぐっと近くなります。そういった人との繋がりを今後も大事にしていきたいと感じました。

▲石井玖レ杏さん
▲後日実施した報告会の様子
▲新潟でのフィールドワークにて関根学園高校の生徒たちとアイデアを出し合う学生たち
▲試食会の様子(神田外語学院の教職員向けに調査を実施)