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活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.39/ミャンマー)

“活躍するKUIS在外公館派遣員たち”というテーマで、赴任中または帰国後の様子を紹介するシリーズ第39弾。

元在ミャンマー日本国大使館派遣員の富沢 菜那さんをご紹介します

富沢 菜那さん(国際コミュニケーション学科国際コミュニケーション専攻2019年3月卒業)

派遣員になるまで

友人の影響で派遣員の存在を知り、留学終了後、就職活動と並行して派遣員試験に向けた勉強を始めました。新卒で就職するかまず派遣員を経験するか迷っている状態で受けた第一志望企業の最終面接で、合格できたとしても今は派遣員に挑戦したい気持ちの方が強いことに気づき、就職活動を中断して派遣員になることを決意し無事合格をいただきました。ミャンマーとは無縁であったため不安もありましたが、新しい世界への挑戦に期待を膨らませミャンマーに赴任しました。

ミャンマーでの派遣員生活

官房会計班に所属し、会計業務(旅費の執行管理及び精算処理)や航空券の手配を中心とした通常業務に加え、出張者の訪問時には資料の改訂や各種手続きの代行等の受け入れ準備から当日の空港対応まで担当していました。
ミャンマーの首都は2006年に遷都したことにより政治と経済の中心が2都市に別れている状態で、館員の国内出張が週に何度も行われる特殊な環境であったため、毎日国内線の手配と出張旅費の精算処理に追われる状態で、他公館の派遣員に比べてデスクワークが多かったように感じます。最初は社会人経験も会計や外交の知識も全くなく手探り状態でしたが、上司の姿を真似ながら工夫と努力を重ねていくことで信頼を得て、仕事を任せてもらえるようになったことは自信に繋がりました。在勤中には三笠宮遥子女王や新旧外務大臣、他省庁の大臣等の受け入れを経験させていただきました。応援出張や総理大臣ロジを経験できなかったのは少し残念ではありますが、貴重な経験ができ学びの多い2年間でした。

派遣員を終えて

日々一刻一刻と国が発展していく様子を感じられるミャンマーでの生活は、日本では感じることのない新鮮な感覚でした。ミャンマー人の生活する様子や笑顔を見ていると、発展=幸福とは限らないことを実感する場面が多々あり刺激を受けました。仏教徒が大半を占めるミャンマー人の国民性は日本人と似ていて比較的生活しやすかったのですが、ビジネスとなると日本の常識が通じないことに苦労することばかりで、文化の異なる人たちと一緒に働くことの楽しさと難しさを同時に感じました。
2年間で出会った人、景色、経験は今後の人生の糧となると確信しています。この貴重な経験をいただけた機会とお世話になった全ての方々に感謝し、いつまでも初心を忘れず成長し続けていきたいです。

ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)

【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:68万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
2. 人口:5,141万人(2014年9月(ミャンマー入国管理?人口省発表))
3. 首都:ネーピードー
4. 民族:ビルマ族(約70%)、その他多くの少数民族
5. 言語:ミャンマー語
6. 宗教:仏教(90%)、キリスト教、イスラム教等